安心しました。

毎週日曜日の「皆でカラオケ」に参加してくれる矢口さん(77歳)は、若い時に歌手を目指し、繁華街で流しの歌手を経験したこともあるということで歌の上手さは別格です。矢口さんの歌が聞きたい」と来てくれる人がいるほどです。その矢口さんが歯を抜き治療をすると、2週間ほどもみの木に見えませんでした。「どうしてるだろうね。入院は3、4日と言っていたから退院はしてるよね。口の中だからしばらく歌えないのかな?」ともみの木の仲間たちは、心配していました。今日は「演歌塾」の取り組みでみんなが真剣に練習をしているところに相変わらずダンディな矢口さんが「病院の帰りだよ。みんなの顔見ていこうと思って」と立ち寄ってくれました。「まだ、お粥しか食べられない」と少し痩せたようでしたが、元気な姿にあえて安心しました。シャイな方なので多くの言葉はありませんでしたが、もみの木の皆を思う気持ちが痛いほど伝わってきました。ああ良かった!安心しました。「明後日のカラオケには来てください。皆、矢口さんと一緒にいるだけで温かくなれるんだから!」と心を伝えました。